ラ・リーガ

10/16(日) LaLiga Santander レアル・マドリードvsバルセロナ ElClásico

通算250回目のクラシコ。

監督が指示するサッカーが実現できないバルセロナとバルセロナ対策をしっかり取って賢く戦ったレアルマドリード。

バルサの選手は監督の指示を無視しているみたいな記事が出回っていたがまさにその通り。バルセロナは"シャビ"が熱く指示を飛ばしても、選手たちが実行していない。無視というより、理解できていないように感じる。レアルマドリードに比べて、監督と選手の考えに溝というか、考えが共有できてないんだろうなと思わされる試合内容だった。今季もELコースだなこりゃ。

バルセロナ

※及第点6.0

▼GK

*1* テア・シュテーゲン 6.0

セーブできるところは、セーブしたし味方のパスミスすらもカバーした。3失点はいずれも仕方なし。

▼ DF

*20* セルジ・ロベルト 5.5

守備では"ヴィニシウス"にやられたが、攻撃面では時間が経つにつれて、存在感を大いに発揮。全盛期の頃の偽SBのプレーにだいぶ近づいてるんじゃないか?

*23* ジュール・クンデ 5.5

結果的に3失点。1失点目はファールしてでも、"ヴィニシウス"を止めてほしかった。しかし、右サイドの背後のスペースをケアしながら、対人守備で強さを見せてくれた。

*24* エリック・ガルシア 5.0

ビルドアップ面でチームにリズムをもたらし守備でも粘りを見せたが、結果的には2失点に関与。2失点目はドンマイとしか言えない。3失点目のPK献上はマドリーに勝利の確信を与えてしまった。

*28* アレハンドロ・バルデ  5.5

守備で粘りを見せ、攻撃でもよく高い位置を取るよう意識が見られた。それでも経験不足や相手の連携にやられることもあったが、結果的にはよくやってくれたと思う。課題は相手DF 背後へ抜け出すタイミングや前線へのボール配給力。この辺はやっぱり”アルバ”を見て学んでほしいところ。

→*18* ジョルディ・アルバ  5.5

守備で不安的感を見せてしまったが、オーバーラップのタイミングやなかなかボールを集めれない”レヴァンドフスキ”に対して良いボールを配給。左サイドの攻撃をより活発にした。

▼ MF

*5* セルヒオ・ブスケツ 4.0

クラシコ出場数が通算44試合目。あと1試合で”メッシ”と”セルヒオ・ラモス”と並ぶんだって。しかし、此度の試合は完全に戦犯となってしまった。”クロース”、”モドリッチ”、”ベンゼマ”の3人にきっちりマークされ狙われる羽目に。ファール覚悟で守備をするも止めることもできず。選手だけの問題じゃなくて、戦術にも問題ありだけぢ、にしてもほんとに機能しなさすぎた。

*21* フレンキー・デ・ヨング 5.0

インテリオール→ピボーテへ。本来”デヨング”の強みである相手DFの背後へのランニングについて、動きはあったけど、味方とのタイミングが全く合わず、全く活きなかったのが残念。ポジションをピボーテに移してからは、”モドリッチ”のプレスをうまくドリブルで交わしながら、少しずつリズムを作り出したが、3失点目に繋がるボールロストをしてしまった。攻撃がうまくいってない中でなんとか流れを変えようとしたドリブルだったし、実際にけっこう有効だったから臆せずチャレンジは続けてほしい。

*8* ペドリ 5.0

本来プレーしたかったであろう、ペナルティエリア付近の狭いスペースに侵入することが全くできず、低い位置でのプレーばかりとなってしまった。不用意なボールロストなどはなく、攻撃でもサイドに大きく展開するなど機能しなかった”ブスケツ”をカバーしていたものの、”チュアメニ”、”モドリッチ”、”クロース”のトリオにほとんどの時間潰されてしまった。

→*30* ガビ 6.0

負けている中で途中出場ながらも、1番気合いを見せて体を張った。自身のトラップミスからボールロストしそうになるも体を投げ出して、パスを無理やり供給したことで、見事1点目に繋がった。4〜5年前からそうだけど、バルサに足りないのはまさにこれ。

→*19* フランク・ケシエ (評価なし)

▼ FW

*22* ハフィーニャ 4.5

SBのメンバーによってやりやすさ・やりずらさはあるかもしれないが、それ以上にパフォーマンスが低調。”メンディ”に1vs1は完封され、SBが外側に貼ったとき内側ポジションを取ってプレーしたが、そこからのアイデアがなく、どちらかというとボールロストが目立った印象。”シャビ”的には縦に速いサッカーをしたいんだろうし、そのための両WGがドリブラースタイルなんだろうけど、今は諦めた方がいい気がするなぁ。外側からドリブル仕掛けても抜けず、内側ポジション取っても有効なプレーは見れれない以上、スタメンから外していいと思うんだけどなぁ。

*9* ロベルト・レヴァンドフスキ 5.0

チーム的にも個人のパフォーマンス的にも今回は“ベンゼマ”に負けてしまった。”ミリトン”、”アラバ”とよく駆け引きを行って、空けたスペースに別の選手を走り込ませようとしたが、チャンスを生み出せず。チャンスシーンもいくつかあったが、決め切ることができず。

*7* ウスマン・デンベレ 5.0

“カルバハル”、”フェデバルデ”の豊富な運動量によって、攻守で大きく遅れをとった。サイドから中央へ切り込みシュートもあったが、見事に阻まれ強みを全く活かすことができなった。

→*11* フェラン・トーレス 6.0

右サイドからのドリブル突破は難しいものの、ポジショニングで相手DFを翻弄した。その結果、今シーズン初ゴールをマーク。

→*10* アンス・ファティ 6.0

待ってました。怪我する前によく見ていたキレのあるドリブル。見事に2人を抜き去り、”フェラン・トーレス”へパス。これを次節も見られたらいいな。

レアル・マドリード

▼GK

*13* ルニン 6.0

“クルトワ”の怪我により、初クラシコ出場に。判断、技術面においては課題がたくさん残ったが、しっかりゴールを守った。失点シーンは仕方なし。

▼ DF

*2* ダニエル・カルバハル 7.0

豊富な運動量を活かしてよくオーバーラップをこなし、守備面では”デンベレ”に仕事をさせなかった。また”CB”のカバーもサボらず、”レヴァンドフスキ”に背後のスペースを与えなかった。

*3* エデル・ミリトン 6.5

何度か体を入れ替えられることもあったが、”レヴァンドフスキ”をよく押さえ込んだ。

*4* ダビト・アラバ 6.5

“ミリトン”、”メンディ”の両方をバランスよくカバー。

*23* フェルランド・メンディ 7.0

1vs1で圧倒的強さを発揮。“ハフィーニャ”を完封してみせた。

→*22* アントニオ・リュディガー(評価なし)

▼ MF

*18* オーレリアン・チュアメニ 7.5

影の立役者。バルセロナの高い位置で”ペドリ”にほぼ仕事をさせなかった。それだけでなく、”ミリトン”、”アラバ”との距離を意識しながら、タイミングよく”レヴァンドフスキ”を潰したりとバルセロナの攻撃を見事に防いだ。”カゼミーロ”の脱却を感じさせない恐ろしい22歳。

*10* ルカ・モドリッチ 7.0

“ブスケツ”潰しを徹底。豊富な運動量でいろんなところに顔を出して中盤を支配した。

*8* トニ・クロース 7.0

“ブスケツ”潰しを徹底。ファールされながらも、正確なスルーパスで1点目のチャンスを作った。

→*12* エドゥアルド・カマヴィンガ(評価なし)

▼ FW

*15* フェデリコ・バルベルデ 8.0

圧倒的パフォーマンス。前線、ディフェンスライン、中盤など、いろんなところに顔を出して、早いドリブル、正確なパス、ボールカット、無慈悲なシュート。2点目のゴールとかとにかくうますぎる。

*9* カリム・ベンゼマ 6.5

目立つようなプレーは多くなかったが、絶妙なタイミングでボールを引き取ったり、タイミングよく守備をしてボール奪取したりと無駄がない。1点目を決め切る決定力がさすが出し、オフサイドによって取り消された幻のゴールなど、怪我明けとは感じさせないパフォーマンスを披露した。

*20* ヴィニシウス・ジュニオール 7.0

“クンデ”が守備で粘りを見せたが、やはりこの男のドリブルは止められない。

→*11* マルコ・アセンシオ(評価なし)

→*21* ロドリゴ・ゴエス(評価なし)

短い出場時間でしっかり結果を残した。

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