バルサと首位に並んでいたレアルがビジャレアルに黒星。差をつけるためにも落としたくない一戦。”レヴァンドフスキ”を欠くバルサがアトレティコ相手にどれだけやれるか心配。立ち上がりはバルサがいいペースを築いていい形で先制。しかしそれ以降はアトレティコのハイプレスに苦戦。アトレティコの猛攻を耐えるだけの試合になってしまった。やっぱり気になったのは前線の強度が低さ。アトレティコの方が数段強かったけれど、それでもこれだけ若いチームが団結してアトレティコ相手に勝てたというのは大きな自信に繋がるはず。1位キープできてよかった。
※及第点6.0
▼GK
*1* テア・シュテーゲン 7.0
90分間しっかり集中したプレーでクリーンシート達成。何本かいいセーブも見せ好調をキープ。
▼ DF
*23* ジュール・クンデ 6.5
攻撃でのサポートは少なかったが、右サイドの守備で奮闘。”カラスコ”へ自由にさせない対応はよかったし、多少ファールは多かったもののカードをもらうことなく右サイトに流れてきた”ジョアン・フェリックス”を自由にさせなかった。
*4* ロナウド・アラウホ 7.0
多少荒さと若さはあるけれどやはり対人能力が高い。しっかり体投げ出して守備するし、ゴール前で危機を察してしっかりボールクリアできる。今日みたいな引いて守ることが多くなる試合には必須。
*15* アンドレアス・クリステンセン 7.5
ラインコントロール、サイドと中央のカバー、競合い、1vs1の守備においてすごい安定感。”シャビ”流サッカーをもっと染み込ませて重宝したい。
*28* アレハンドロ・バルデ 5.5 (81分OUT)
”アルバ”の出場停止を受けて出場。何度か背後を取られることはあったけれど、1vs1で完全にやられることなく粘りある守備を見せた。守備に徹する時間が多かった分、得意のオーバーラップはあまり見られなかったがそれは致し方なし。課題はまだまだ残るものの、アトレティコという強豪相手にも戦えるということを示し、いい経験になった試合。
→*17* マルコス・アロンソ (評価なし) (81分IN)
▼ MF
*5* セルヒオ・ブスケツ 5.5 (81分OUT)
CBと挟んでボール奪取はよかったが、やはりアトレティコの強度に苦戦。ビルドアップ時もハイプレスに苦戦し、前になかなかボールを繋げなかった。
*21* フレンキー・デ・ヨング 6.5 (58分OUT)
攻撃時は持ち前のドリブルで、守備時は読みの鋭さで前半はよくアトレティコに食らい付いていたが、後から半ややペースが落ちたか。責められる時間が多かったとはいえ、存在感が薄れていった印象。
*30* ガビ 7.0 (81分OUT)
多少パスの荒さが少し目立ったけれど、右サイドの攻撃に対していい距離感でサポートした。アトレティコペースになってからはボール保持ができなくなったが、代わりに持ち前の運動量と闘争心でディフェンスに貢献した。
→*19* フランク・ケシエ 5.5 (58分IN)
”デヨング”との交代で途中出場。ただ、結果論でいうと変えた意味あったかなという出来。中盤の強度を上げるための交代だと思うが、中盤の運動量落ちた気しかしない。
→*20* セルジ・ロベルト (評価なし) (81分IN)
▼ FW
*7* ウスマン・デンベレ 7.5
前半、いい形でアトレティコ守備陣を崩して際に、フィニッシュでしっかりチャンスをものにした。”クンデ”、”ガビ”とのトライアングルなどで連携という点では改善の余地はまだまだあるけれど、後半押し込まれた際の高速カウンターで脅威となれる点は大きい。
*10* アンス・ファティ6.0 (58分OUT)
”レヴァンドフスキ”の出場停止を受けて、センターフォワードで出場。主戦場ではないがカンテラ出身ということもあり、バルサペース時は積極的にパス回しに参加し、起点を作ったりブロックされたがいい形でシュートを打てた。この点はまだバルサに来て日が浅い”レヴァンドフスキ”とは違う意味でいいところ。もう少し見たかったが、アトレティコの猛攻撃が始まってからは、前線でボールを保持できず。ここはキープ力がある”レヴァンドフスキ”のありがたさを改めて知る形となった。
最近、”ファティ”のプレーに対して厳しい声が寄せられることが多いですが、多分”ファティ”が無理をしないプレーをわざとしているだと思います。理由は怪我の再発を恐れているからです。だから、個人の意思と言うより、クラブの意思でブレーキをかけさせているんじゃないかと思います。そんな状況下でも将来のエースとして、バルサの10番として育てあげていきたいから、経験を積ませるためにも出場させているんだと思います。レアルの”ヴィニシウス”の覚醒は21〜22歳くらいから。”アンス”はまだ20歳。しっかり身体作って、コンディション整えて気長に待ちましょう、クレの皆さん。あと1〜2年で全力が見られるはず。売却とかほんとありえない。
*8* ペドリ 7.5
ビルバオ戦?以来の左WGで出場。ただし、流動的でポジションはほぼインサイドハーフ。視野の広さとドリブルのうまさよ。マジでバケモンです。試合を見てない方はハイライトの得点シーン見てください。
→*11* フェラン・トーレス (評価なし) (58分IN・92分退場)
”サヴィッチ”と喧嘩し一発退場。応戦した”サヴィッチ”も悪いけど、あれは先に髪引っ張った”フェラン”の方が悪い。ちょっと面白かったけど何しとんねん(笑)
→*22* ハフィーニャ 6.0 (73分IN)
左WGで途中出場。右WGじゃなかったのは、左サイドを”バルデ”דデンベレ”とするよりも”バルデ”×”ハフィーニャ”の方が守備強度があるからかなと思う。そういう意味では本来の強みを活かすことはできなかったが、いい形で試合に入ってクローズできたと思う。