移籍金総額が約637億円vs約31億円の戦い。立ち上がりはユナイテッドの4-4-2によってブライトンのビルドアップにうまく対応していたが、中盤4枚構成によって、ブライトンのSBに対しては遅れてプレスをかけることになり、徐々にマークがずれ始めた。2トップの"ラッシュフォード"、"ホイルンド"が2人かがりで"ファンヘッケ"、"ダンク"にプレスをかけるも、中盤の"ブルーノ"1人で"グロス"、"ダフード"の2人を見なければならず数的有利を至る所で作られた。ブライトンの両WGを抑えていただけに、勿体無い失点が続いてしまった。
※及第点6.0(ブライトン)
▼GK
*23* ジェイソン・スティール 6.5
プレスを受けても落ち着いたショートパスと精度が高いロングボールで安定したビルドアップに貢献。失点した”メイブリ”のミドルシュートは止めたかったシュート。
▼ DF
*34* ジョエル・フェルトマン 6.0
"レギロン"、"ラッシュフォード"の対応に苦戦するも力強い守備を披露。ビルドアップ時もワイドに開いて的確にボールを捌いた。
*29* ファン・ヘッケ 6.0
"ラッシュフォード"のドリブルに苦しめられるも、粘りをみせてゴールを奪わせなかった。ユナイテッドのプレスに対しては落ち着いて対応し、縦パスの精度とかすごくよかった印象。
*5* ルイス・ダンク 7.0
落ち着いた状況判断で、守備対応とビルドアップがすばらしかった。"ホイルンド"をしっかり抑えてユナイテッドのカウンターの勢いを止めたり、パスの精度も高い。そして鬼のメンタルの強さが際立った。
*2* タリック・ランプティ 7.5 (77分OUT)
フリーになることが多かったため、積極的な攻撃参加ができた分、ハードワークしながら攻守で躍動。オーバーラップだけでなく、"三笘"にうまくボールを預けながら、やや中央寄りでもボールを受けたりと、結果的に2アシストをマーク。すばらしいパフォーマンスだった。
→*6* ジェイムズ・ミルナー (評価無し) (77分IN)
▼ MF
*13* パスカル・グロス 7.5
ビルドアップ面で見事にチームをコントロール。"ダフード"との距離感は絶妙だし、高い位置をとった際の"フェルトマン"が孤立しないよう、右SBの位置に入ったりと、とにかくいろんな選手に対してパスの逃げ道を作った。また2得点目もマークし、ユナイテッドキラーとして大きく躍動した。
*8* マフムド・ダフード 6.5 (77分OUT)
"グロス"と縦横でいい距離感を保ち、パスを縦横自在に散らした。CBがプレスを受けても中央でボールを受けれる位置に立ち、ビルドアップがより機能していた。たまに危なげなパスミスやボールロストが見られたのが残念なところ。
*14* アダム・ララーナ 6.5 (64分OUT)
豊富な運動量で前後左右いろんなところに顔を出して、各ポジションに逃げ道作る役を果たした。1得点目のスルーうますぎる。
→*11* ビリー・ギルモア (評価なし) (77分IN)
→*31* アンス・ファティ 6.5 (64分IN)
"ララーナ"とは役割が異なったが、チームが疲れのある時間帯の中で、トップ下として縦パスを積極的にもらい、左右に大きく展開したり、2列目から積極的に飛び出したりと躍動。あとは1vs1をしっかり決めて点を取るだけ。
▼ FW
*24* シモン・アディングラ 6.0 (85分OUT)
積極的な2列目からの飛び出しはオフサイドになることが多くなかなか刺さらず、"レギロン"の対応にもやや苦戦したが、守備はサボらずしっかり戻り、ボール保持時に無駄なロストがなかったことは好印象。さらには高い位置から中央への正確な折り返しで1得点目をアシスト。不在の"マーチ"に代わり、結果を残した。
*18* ダニー・ウェルベック 7.5 (64分OUT)
ポストプレーが見事。"リンデレフ"との駆け引きの中で引いてボールを捌き、流動的なポゼッションだった。その中で生まれた先制点、すばらしい組み立てだった。
*22* 三笘 薫 6.0
ユナイテッドのシステム上、SBがフリーなることが多く高い位置でポジションを取るため、"三笘"としては、中央で受けることがあったりと、なかなか得意な形でサイドからのドリブルは仕掛けられなかったが、それでも2得点目の起点を作ったり、アウトサイドのクロスで惜しいシーンを何度か作ったりと躍動。守備意識も高くハードワークをしたが、やらせてしまうシーンも少しあった。
→*9* ジョアン・ペドロ 7.0 (64分IN)
ダイレクトで端を狙える決定力はストライカーとして見事としか言えない。アグレッシブな守備もいいポイント。
→*28* エヴァン・ファーガソン (評価なし) (85分IN)