インテルのマンマークスタイルにシティが攻めあぐねる展開が多く、さらに”デ・ブライネ”が負傷交代してからは打開策が見つけられなかったようにも思う。狙いはインテルの方がはっきりしていたし、試合のペースのインテル寄りに感じた。これはCL制覇の経験があるインテルの方が決勝の戦い方っていうのを知っていたからだと思うし、悲願の初優勝を狙うシティにとっては厳しい試練だったけれど、それでも自分たちもプレースタイルを貫き、見事に優勝を果たした。”ペップ”にとっても、バルセロナ以外での初CL制覇。おめでたい。
※及第点6.0(マンチェスター・シティ)
▼GK
*31* エデルソン・モラエス 7.5
神がかりセーブを見せて、インテルにチャンスを与えなかった。
▼ DF
*5* ジョン・ストーンズ 7.0 (82分OUT)
偽右SB、偽CBの可変スタイル。ディフェンスで強さを発揮し、2列目からのボール供給も見事。何より本職CBなのに、ボールキープ力えぐいし、ドリブルうますぎでしょ。
*25* マヌエル・アカンジ 6.5
対人戦で強さを発揮したが、バックパスの処理で危ないシーンを作ってしまった。しかしそのミスを帳消しにするボールの持ち出しにより、決勝ゴールの起点を作った。
*3* ルベン・ディアス 7.0
ゴール前で何度か危ないシーンを作られかけたが、“ラウタロ”、”ジェコ”、”ルカク”を相手に体を張って奮闘。無失点に大きく貢献した。
*6* ナタン・アケ 7.0
インテル右サイドからの攻撃に的確に対応。左サイドの守備を安定させて、”グリーリッシュ”に安定してボールを供給。
→*2* カイル・ウォーカー (評価なし) (82分IN)
▼ MF
*16* ロドリ 7.5
“ジェコ”、“バレッラ”を躱わしながらボールを捌き、縦パス差し込んだりドリブルで持ち運んだりと躍動。自身で決勝点を決め、優勝に大きく貢献した。
*17* ケヴィン・デ・ブライネ 6.0 (36分OUT)
2年前に続き、無念の負傷後退となったが、”ブロゾビッチ”を掻い潜りながら、”ハーランド”へボールを供給した。
*8* イルカイ・ギュンドアン 5.5
“バレッラ”の厳しいマークになかなか前を向いてプレーできず、インテルの守備網に苦戦した。
→*47* フィル・フォーデン 6.0 (36分IN)
交代直後はなかなかボールに絡むことができなかったが、徐々に持ち味を発揮し、細かいタッチや2列目からの飛び出しでインテル守備陣に脅威を与えた。
▼ FW
*20* ベルナルド・シウバ 7.0
“ディマルコ”の守備にやや苦戦し、”バストーニ”のカバーもあって突破はできなかったものの、ボールキープ力を活かしてインテルのペースを作らせず、常に隙をうかがった結果、2列目からの飛び出しで決勝点をアシストした。
*9* アーリング・ハーランド 5.5
巧みな抜け出しや競り合いにおいて”アチェルビ”を圧倒したが、”ダルミアン”、”バストーニ”のカバーもあって決定機は少なくなってしまった。ポストプレーでもそこまで関わることはできず。
*10* ジャック・グリーリッシュ 5.5
厳しいチェックを受け、攻めあぐねる時間帯の中でサイドからの突破は難しかったが、ファールをもらってチャンスと作ろうとした。