【レーティング】レアル・マドリードvsレアル・ソシエダ《ラ・リーガ》

"ヴィニシウス"の離脱分、やはりカウンター時のクオリティは下がってしまうのが難点。おかげでソシエダが高い位置までディフェンスラインを押し上げているにも関わらず、背後を完全に取ることはできなかったマドリー。苦しい時間を過ごした中でも、難敵ソシエダ相手に最後はしっかり勝ち切ったのは見事だが、これからやってくる過密日程の中で、アトレティコ、バルセロナ相手に今のままやっていけるかは正直微妙に感じた。やはり層が薄い前線のポジションをどう補っていくのか。

※及第点6.0(レアル・マドリード)

▼GK

＊25＊　ケパ・アリサバラガ 6.5

失点シーンは致し方なし。続いてオフサイドに助けられたが、"久保"のミドルシュートも許してしまい立ち上がりは不安定さを見せたが、徐々にセーブを見せて守り切った。

▼ DF

＊2＊　ダニエル・カルバハル 7.0

豊富な運動量で右サイドを完封。代表戦でも活き活きしていたが、この勢いはまじで止められない。攻守で"ティアニー"を圧倒した。

＊22＊　アントニオ・リュディガー 7.0

日本戦とは違い圧倒的安定感を披露。空中戦で強さを見せ、"オヤルサバル"に仕事をさせなかった。クロスボールも弾いてしまう強さを披露。

＊4＊　ダビド・アラバ 7.0

ロングボールへの対処、"オヤルサバル"との対人戦で安定したパフォーマンスを披露。体のぶつけ方や背負い方、ビルドアップ面でも違いを見せた。改めて思うけどほんとに器用すぎる。

＊20＊　フラン・ガルシア 6.5 (74分OUT)

攻撃はこの5試合の中で1番光った試合となった。相変わらずの積極的なオーバーラップで見事に2Aをマーク。すばらしい。逆に守備面では見事に"久保"にやられてしまい、失点シーンではパスを許してしまったり、"久保"のオフサイドで取り消しとなったシュートを許してしまうなどもあった。あとは1vs1で簡単に飛び込みすぎてしまうところも改善要。完全に守り切るのは難しい。だからこそ後半途中から行っていた、"クロース"や"カマヴィンガ"のサポートが来るまで粘ること。ボールを取る必要はない。抜かれないことを意識するのが正解だと思う。

→＊6＊　ナチョ・フェルナンデス 6.5 (74分IN)

"久保"がボールを持った際の距離の詰め方がさすが。狭いエリアに誘導したり、体をぶつけてフリーで持たせないあたりはベテランの味を感じた。

▼ MF

＊18＊　オーレリアン・チュアメニ 5.5 (62分OUT)

"チュアメニ"の両脇を"久保"や"メンデス"、"メリーノ"がうまく使ったことで、"チュアメニ"のカバー範囲でソシエダの選手を捕まえることができず、やや浮いた状態のように見えた。動きもやや鈍いように見えたため、代表戦明けが響いたか。

＊15＊　フェデリコ・バルベルデ 7.0 (87分OUT)

お得意のミドルシュートで見事先制ゴールをマーク。ただし、90分を通して見た時の評価が難しい。攻守でよく走っていたと思うし、守備時のボール回収やビルドアップ時の縦のドリブルやサイドチェンジのボールの質、シュートの質など、個のクオリティはすごくよかったが、オーバーラップした"カルバハル"のスペースを埋めるため、右サイド後方にいることが多く、消える時間もあった。リスク管理という意味もあるだろうが、なんかもっとボールに関わってほしいと思ってしまった。んー、難しくて分からん。

＊8＊　トニ・クロース 6.0

豊富な運動量で上下運動をよくし、正確なボールを供給していたが、守備面で"久保"に対して後手の対応を踏んでしまい苦戦。後半途中から"チュアメニ"のピボーテの位置に入ってからは、主導権はマドリーに変わった気がする。チームを安定させれるあたりはさすが。

＊5＊　ジュード・ベリンガム 6.5

"スビメンディ"の厳しいチェックを受けながらも、無駄にボールロストをせずに掻い潜り、ボールを前線の"ロドリゴ"、"ホセル"へ供給。5試合連続ゴールとはならなかったが、高いレベルのプレーを披露した。

→＊12＊　エドゥアルド・カマヴィンガ 6.5 (62分IN)

"クロース"がいた左インテリオールの位置でプレー。守備強度をあげ、右サイドから仕掛けたい"久保"のスペースをうまく消して、試合のコントロールに大きく貢献。

→＊10＊　ルカ・モドリッチ 6.0 (62分IN)

"クロース"と並んでやはり安定感を生み出すことができるポジショニングやパスはさすが。ソシエダは何もできなくなった。

→＊17＊　ルーカス・バスケス (評価なし) (87分IN)

▼ FW

＊11＊　ロドリゴ・ゴエス 6.0 (87分OUT)

なんとかカウンターを成功させるために、起点を作ろうとするも最後のフィニッシュまでなかなか持って行くことができず。"スベルディア"に圧をかけ、脅威となっていたが結果には結び付かなかった。