ボール支配率はアテネを圧倒的に上回ったブライトン。単純な強さもアテネよりブライトンだろうが、いつも通りのサッカーがなかなかできず苦しんだ。アテネがしっかり研究していたことや、プレミアリーグのようにどこもかしこも前からプレスをかけにきてくれるわけではない。国やクラブによって特徴が違う。これが国際大会の難しさ。初戦ホームでアテネ相手に勝ち点を落としたのはもったいない。あとはアヤックスとマルセイユ。厳しい戦いになりそうだ。
※及第点6.0(ブライトン)
▼GK
＊23＊ ジェイソン・スティール 5.0
リーグ戦では好調なだっただけに痛い3失点。悪いプレーではなかったが、もう一歩ほしかったところ。
▼ DF
＊6＊ ジェイムズ・ミルナー 6.0 (55分OUT)
高い守備強度と積極的なオーバーラップや楔のパスが見事だった。もう少し決定機に繋がればいいんだけどね。アテネのディフェンスがいうて固かった。
＊29＊ ファン・ヘッケ 5.0
相方に"ダンク"がいないと厳しいか。ロングボールの対処、1vs1の守備強度でいろいろ足りないものがあった。ハーフライン付近にてフリーでボールを持てる状況で、"グロス“が高い位置取ってスペースを作っていた分、自らボールを運ぶビルドアップも必要だった。
＊3＊ イゴール・ジュリオ 5.0
"ファンヘッケ"と並んで、強度が足りず、アテネに1トップに対して、2CBで対応しきれなかった。ビルドアップも"ファンヘッケ"同様に課題。
＊30＊ ペルビス・エストゥピニャン 5.5
積極的ない攻撃参加の姿勢は良かったが、少し"三笘"に寄りすぎた。結果的に"エストゥピニャン"からチャンスは生まれなかったかな。引いた相手に対してスペースがない分、低めの位置で"三笘"のサポートに入らないと、高い位置を取り続けるだけじゃ、狭いスペースを消してしまうだけになってしまう。
→＊2＊ タリック・ランプティ 5.5 (55分IN)
"ミルナー"の遜色ないパフォーマンスだったが、3失点目の対応がよろしくなかった。"ファンヘッケ"と共に対応を改善しないといけない。
▼ MF
＊13＊ パスカル・グロス 6.0
マンマークにあっていた分、なかなかフリーでボールに触れず自由にプレーなできなかったが、高い位置を取って"ギルモア"に横のスペースを作ったり、"マーチ"との連携で右サイドからチャンスを作った。
＊11＊ ビリー・ギルモア 6.0 (86分OUT)
マンマークによってボールをなかなか散らすことができない展開の中で、苦戦しつつもなんとかパスを縦横に供給。悪くないパフォーマンス中で問われる課題として、守備時の2CBとの連携と2ボランチでバランスを取りながら、マンマークの中できついかもしれないか、リスクあるプレーというか無理をしてみる必要はあった。"グロス"はカウンターのリスクがあるかもしれないが、ビルドアップがうまくいっていないと判断して高い位置にポジションを取り、"ファンヘッケ"にボールを前に運ばせようとした。無難なプレーは悪いとは言わないが、この試合みたいになかなかリズムに乗れず、ペースを掴めないときは誰かが無理をしてリズムを無理矢理作る必要があると感じた。チームがポゼッションサッカーをするなら、パサーから何かを変えてほしいと感じた。
＊31＊ アンス・ファティ 5.5
引いて守るアテネに対して、ボールを引き出す動きが多かったことはよかったが、その中でボールロストがやや目立ったことや、"三笘"、"ペドロ"とどうしても動きが被ることがあった。この辺は今後チームにうまく馴染んでいくしかない。ただ、"三苫"と"ファティ"の共存は少し難しい気がするんだよなぁ。
→＊40＊ ファクンド・ブオナノッテ (評価なし) (86分IN)
▼ FW
＊7＊ ソリー・マーチ 6.0
右サイドから"ミルナー"共に果敢な仕掛けだったが、"三笘"へのマークがきつかった分、逆サイドの"マーチ"が決定的な仕事をもっとしてほしかった。
＊9＊ ジョアン・ペドロ 6.5 (82分OUT)
なかなかテンポよくパスを回せず、リズムがまだ悪い中でなんとか起点を作ってリズムを作ろうとポストプレーを果敢に行った。回数が多かった分ボールロストまであったが、繰り返しによってPK獲得のチャンスを2度得たことは大きい。
＊22＊ 三笘 薫 5.5 (86分OUT)
常に2枚マークされる厳しい状況だったため、ボールになかなか絡むことはできなかったが、そんな中でも左サイドからのドリブル突破でいくつかチャンスを演出。3失点目は守備対応が悪かったのが原因だが、その前の"三苫"のボールの失い方も良くはなかったかな。
→＊18＊ ダニー・ウェルベック (評価なし) (82分IN)
→＊24＊ シモン・アディングラ (評価なし) (86分IN)
