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【レーティング】10/24(木) Champions League リーグフェーズ 第3節 バルセロナvs バイエルン・ミュンヘン

結果だけで見たら快勝。9年前のMSNぶり以来の勝利でほんとに懐かしいし、やっとかという思い。しかし内容的にはあんまり差はないと思ってる。とにかくやっぱ強ぇわバイエルン。

正直、バルサ側はやりたいサッカーをさせてもらえなかった。バイエルンの個の強度が高すぎるからセカンドボールはなかなか拾わせてもらえないし、前半は特にバイエルンのハイプレスがキツすぎて、バルサはなかなかボールを自由に持たせてもらえなかった。さらにはバルサの弱点でもある、相手の両SBに対してプレスをかけるのが遅くなるという点が、"ゲレイロ"、"デイヴィス"ら超攻撃的SBたちを縦に素早いプレーをさせることに繋がり、そこからサイドチェンジされた際に守備の枚数も足りなくなるシーンがかなりあった。オフサイドも取れなければ、簡単にクロスを上げられる状態になる。失点シーンはまさにその結果だし、他にも危ないシーンはたくさんあった。

ただし、バイエルン側も守備はそんなに硬くない。"レヴァンドフスキ"に"ウパメカノ"、"ミンジェ"が競り合いに勝てずタメを作られたことや、"ミンジェ"がマンマークについて行く分、裏側のスペースをカバーする選手がいないところなど、縦に速いサッカーをするいまのバルサにとっては、背後を取りやすい展開が続いた。結局のところ、バルサが点を取れたのはほぼカウンター。バイエルンの守備をポゼッションで崩せたわけじゃない。

つまるところ、この試合における両チームの差は守備時の対応の差とも言える気がする。バルセロナ側は両サイドのスペースをかなり自由に使われたが、ディフェンスラインのコントロールやCBとボランチの距離感が良かったことで中央は固く閉ざされて。なんだかんだで良い守備ができていたのかもしれない。

※及第点6.0(バルセロナ)

▼GK

*13* イニャキ・ペーニャ 6.5

失点シーンは致し方なし。今シーズンで1番守備は安定してたし、ビルドアップでもバイエルンのハイプレスに対して劣勢の状態で、悪い選択肢を取ることなく、無難なプレーができた。

▼ DF

*23* ジュール・クンデ 7.0

"ニャブリ"はある程度しっかり抑えており、"デイヴィス"のスピードにやや苦戦か。それでも対人戦は奮闘。すばらしいディフェンス力を披露した。

*2* パウ・クバルシ 7.0

バイエルンのハイプレスに対してもしっかりボールを前に繋げるだけのパス能力が優秀すぎる。一方、守備では"ケイン"のポストプレーを抑えることはできず起点を作られていた。それでもディフェンスラインをしっかりコントロールしてオフサイドは取ったし、ぶち抜かれることなく粘りのある守備を見せた。

*5* イニゴ・マルティネス 7.0

ビルドアップ面では前半特にバイエルンのハイプレスに苦戦しなかなかボールを繋げなかったが、ディフェンスラインコントロールとペナルティエリア内で体を投げ出したブロックで、なんだかんだ枠内シュートを打たせなかった

*3* アレハンドロ・バルデ 6.5

細かいミスはところどころ見られたが、"オリーセ"を守備でかなり抑えれていたこと、"オリーセ"だけじゃなく、"ゲレイロ"やたまに"ミュラー"も見るなどかなり忙しかったが、よく奮闘してくれた。今シーズンで1番の出来の良さ。押し込んでくる相手に対して相性がいいのもしれない。

▼ MF

*17* マルク・カサド 7.5

前半のビルドアップはまだまだ課題が見られるが、守備における粘り強さと豊富な運動量で広範囲をカバー。そして今シーズンからトップチームに昇格したにも関わらず、ワールドクラスの相手と対峙してもプレーの選択肢を間違えない頭脳を持ってるからミスしないしプレーが本当に安定してる。3点目のアシストとなったサイドチェンジも最高だったし、いま1番成長してる選手かもしれない。

*8* ペドリ 7.5 (85分OUT)

バイエルンのハイプレスを回避するボールキープ力とドリブル突破力がえげつない。守備もよく奮闘したし、デュテルの勝率もかなり高め。

*16* フェルミン・ロペス 7.0 (61分OUT)

"キミッヒ"のマークがやや厳しくなかなか足元で受けさせてもらえない時間もあったが、ボールを持った際の前を向く能力の高さと、バイエルンのディフェンスラインの背後を常に狙う動きは、ある程度のボール保持を捨ててカウンターや裏抜けを積極的に行うという"フリック"の狙いがあったのか。とにかく抜群にささった。

→*21* フレンキー・デ・ヨング 6.0 (61分IN)

久々に球離れが良くなった印象。これからどんどんノッてもらわないと困る選手。

→*6* ガビ (評価なし) (85分IN)

▼ FW

*19* ラミン・ヤマル 7.0 (85分OUT)

特に前半のバイエルンのハイプレスに苦戦してる中で、"ペドリ"と共にハイプレスをドリブルで回避する突破力とボールキープ力がえげつない。対峙する"デイヴィス"を圧倒した。

*9* ロベルト・レヴァンドフスキ 7.5 (85分OUT)

"ウパメカノ"、"ミンジェ"相手に競り合いで強さを見せ、ポストプレーでもかなりの貢献。囮になりつつも、しっかり点も決めてくれてストライカーとしていい仕事ができた。

*11* ハフィーニャ 8.0 (76分OUT)

ハットトリックしたし文句なしのMOM。ハイプレスはなかなかささらなかったが、豊富な運動量でバイエルンのディフェンスラインの背後を積極的に狙うのが特に効いていた。なによりボールを受けた後のトラップ、2タッチ目、シュート全てが完璧。決定力がほんとに上がった結果のハットトリックだと思うし、ほんとにワールドクラスの選手に化けてきた。

→ *18* パウ・ビクトル (評価なし) (85分IN)

→*20* ダニ・オルモ (評価なし) (76分IN)

→*10* アンス・ファティ (評価なし) (85分IN)

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