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【レーティング】12/11(月) 23-24シーズンLALIGA EA SPORTS 第16節 バルセロナvsジローナ

ホームゲームでまさかの4失点。ジローナが首位に立ち、バルセロナは再び4位に転落。アトレティコ戦に勝った意味がなくなった気がするし、ここから首位を狙うのはだいぶ厳しい気がする。

ジローナはほんとに強い。守備時は素早く引いてブロックを敷き、ボールを奪った後はワンタッチでボールを捌いたり、ドリブルで運んだりと素早いワイドな展開力が特徴的だった。しかし、それ以上にバルセロナのハイプレスが全然ハマらず、ジローナの両SBがフリーになることが多かったから、ジローナとしてはやりたい放題の状態。中盤の強度もやや足りておらずセカンドボールがなかなか拾えないこともあってバルセロナの守備全体が脆かった印象。こういうときに"ガビ"がいないってのはかなり痛い。

ボール支配率はややバルセロナが上回ったけど、持たせられてた時間もかなりあって、効率的に攻め込んだのは圧倒的にジローナ。さらにバルセロナは31本のシュートを打っておきながら2得点。あまりにも決定力が低すぎる。おもしろい崩しもあったし、惜しいシーンもそれなりにあったはずだけど、完成度はジローナの方が圧倒的に高かった。完敗だわ。

※及第点6.0(バルセロナ)

▼GK

*13* イニャキ・ペーニャ 5.5

いずれも難しい対応だった。しかし、15本シュートを打たれて4失点というのは、キーパーとしては良くない数字。でも、好セーブも見せた。次がんばろう。あとは足元の技術。

▼ DF

*23* ジュール・クンデ  5.0

よくオーバーラップしてたと思うけれど、ただそれよりも今日目立ったのは守備対応の悪さ。自分の背後を取られる回数は多かったし、あとは右CBの"アラウホ"との距離感が開きすぎててきつい。ジローナ側は2列目の選手が飛び出してきたり、ドリブルで持ち込まれたりとしっかり嫌なところを突いてくる。侵入したジローナの選手に対し、自分のマークを捨て絞るまでが遅すぎたかな。

*4* ロナルド・アラウホ 5.0

1vs1で見事に抑え込まれ、ディフェンスラインも1番揃ってなかった。"クンデ"との距離が開きすぎててそのスペースをうまく使われた。"クンデ"、"ハフィーニャ"に守備させるのもいいが、どこかで"アラウホ"が勇気を持って、自分のマークを"クリステンセン"に渡してもっと全体のバランスを取らないといけなかった。

*15* アンドレアス・クリステンセン5.0 (65分OUT)

1失点目時はオフサイドトラップのリスクをとった結果のやらかし。そこからもやや守備対応が厳しかったか。お子さん出産に立ち会い、練習参加に遅れてしまったのは仕方ないし、それもあっての交代だとは思うが、今日のパフォーマンスはよくなかった。

*2* ジョアン・カンセロ 5.0

攻撃センスはピカイチだが、守備の怠慢さがより目立った。ペナルティエリアで簡単に抜かれすぎてる。特に3失点目は走ってほしかった。

→*3* アレハンドロ・バルデ 5.0 (65分IN)

なんで左CBだったんだろう。考えられるのは"カンセロ"が偽SBやってるときは"バルデ"がワイドに開く。"バルデ"が偽CBやってるときは"カンセロ"がワイドに開く。というのを使い分けたかったのか。

▼ MF

*22* イルカイ・ギュンドアン 6.5

守備面ではジローナのポゼッションに釣り出され、CBとの間にスペースを作ってしまい、うまく使われた。ピボーテでプレーするとやはり守備の脆さが出てしまうから"フレンキー"との2ボランチの方が安定するんだろうって感じ。ただボール配球面は相変わらずすばらしかった。決定機も何度かあったからもっと決めてほしかった。

*21* フレンキー・デヨング 6.0

賛否両論あると思われるプレー内容。というより難しい判断を随所求められた。バルセロナの守備時のマークのズレがよく起こり、空いたマークに"フレンキー"が自分のマークやスペースを捨てて守備にいくからその空いたジローナの選手やスペースをうまく使われて崩されるシーンが印象的。その空いたマークやスペースをカバーするだけの運動量面で"ギュンドアン"、"ペドリ"がついていけてない感じ。"フレンキー"は自分のマークを捨てず、"クンデ"、"アラウホ"とうまく連携してスペース埋めれたら少しは攻撃を遅らせることはできたはず。それでも難しかったかな。ドリブルの持ち上がりは相変わらずのうまさで、ミドルシュート意識あったのかすごく好ポイント。

*8* ペドリ 6.0 (80分OUT)

守備時にやや左寄りに引っ張られてたのがすごく気になった。そのおかげで、守備が間に合ってない部分もあったし、ハイプレスが噛み合わない時もあった。ボール持たせたらプレーは相変わらずの一級品だが、課題はまだありそう。

→*32* フェルミン・ロペス (評価なし) (80分IN)

▼ FW

*11* ハフィーニャ 5.0 (65分OUT)

"クンデ"との相性は良かったことと、1得点目のコーナーキック時のボールの質は素晴らしかった。攻守でよく走るのと良いところ。気になるのはシュートの精度とシュートに行くまで時間をかけすぎていること。おかげで全く点が入る気がしない。

*9* ロベルト・レヴァンドフスキ 5.5

1得点目を決めさすがエースと思ったけれど、フリーで決定機逃したシーンもあって、そろそろチーム内でも信用問題出てきてもおかしくないのではないかと思うようになった。"カンセロ"がペナルティエリアまでドリブルで侵入した際に、フリーの"レヴァンドフスキ"にパスするより、"カンセロ"自らシュート打ちに行ったのは、"レヴァンドフスキ"がダイレクトでシュートを打たず2、3タッチ無駄にボールに触ってシュート打とうとして、結局打てなかったり、ブロックされたりする可能性があったからのようにも思えてきた。

*14* ジョアン・フェリックス 5.5 (65分OUT)

攻撃のスイッチを入れる役割として、機能はしていたが、バルセロナからジローナへレンタル中の"エリック"が粘りのある守備を見せ、個人ではある程度抑えられてしまった。

→*27* ラミン・ヤマル 6.5 (65分IN)

"ハフィーニャ"と交代後、早速違いを見せた。ジローナ側も疲れてる後半でドリブルにキレがある"ヤマル"のプレーは、右サイドからの仕掛けとしてSBのサポートが間に合っていなくても成立しやすい。何本かいいクロス供給したもん。

→*7* フェラン・トーレス 6.5 (65分IN)

交代直後に何本かチャンスを生み出すドリブルと背後の抜け出し。流れを変えれるかと思いきや、徐々に存在感薄くなった。それでも反撃の2点目アシストに貢献。結果は残した。

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