これが親善試合ではなく、大会だったら結果も内容ももっと厳しくなったと思うし、何よりペルーの選手たちも自国とは違う慣れない環境でいきなり試合だから、日本が圧倒的に有利だってのはわかるんんだけど、FIFAランキング20位(日本)と21位(ペルー)というほぼ互角の国同士で南米の強豪国に揉まれてるペルー相手にこの結果と内容は上場。次の絶不調ドイツ相手にどれくらいやれるか楽しみ。W杯で勝てたのはまぐれだと思ってるから、今度はしっかり内容でも示したいところ。
※及第点6.0(日本代表)
▼GK
＊1＊ 中村 航輔 6.5
失点シーンは難しい対応。安定したセービングとセンターバックへのカバーを見せ、ペルーのチャンスを封じた。
▼ DF
＊2＊ 菅原 由勢 7.0 (60分OUT)
エルサルバドル戦に続き、果敢なオーバーラップを繰り返して攻撃参加。守備時もクロスを上げさせないくらい早いプレスをかけて、コースを切ったりと、対人守備の強さも見せた。欲を言えば90分プレーを見たかった選手の1人。
＊4＊ 板倉 滉 7.0
安定したディフェンス能力とビルドアップで大きく貢献。ゴール前でも体を張った守備でシュートコースを切ったりと、少ない失点に貢献。これからのディフェンダーリーダーと言えるだけのパフォーマンスを発揮した。
＊3＊ 谷口 彰悟 6.5
"板倉"とともにディフェンスラインを統率。中央からの攻撃をしっかり跳ね返して、左サイドもカバーできていたが、ときおり隙を突かれるシーンもあった。
＊21＊ 伊藤 洋輝 7.0
守備面でやや遅れ気味の対応もあったが、1vs1で抜かれることなく、力強いディフェンスを披露。攻撃面でも"三苫"が活きるポジショニングを意識しており、特に先制点のミドルシュートのシーンはポジショニングとシュートセンスともに素晴しくて、チームに勢いをもたらした。あれを武器にできると戦力としてはかなりでかい。
→＊16＊ 相馬勇紀 6.5 (60分IN)
エルサルバドル戦に続き、本職ではないポジションでのプレーだが、右サイドの守備強度を落とさないかつ攻撃も停滞させることなく、果敢な攻めで大きく貢献。あとは強豪国相手にどれくらいできるか。
▼ MF
＊6＊ 遠藤 航 6.5 (80分OUT)
ビルドアップ面でも貢献はやや気になる部分もあるが、それを補うだけの守備能力の高さが光っていた。ボール奪取やデュエルの強さはやはり日本代表No1。
＊8＊ 鎌田大地 7.5 (70分OUT)
ダイレクトプレーを意識し、ペルーの守備陣のバランスを崩すようなパスやドリブルを何度も披露。最低限のタッチ数で素晴らしいスルーパスを送れる日本の司令塔。
＊19＊ 旗手 怜央 5.5 (45分OUT)
"鎌田"と役割が被らないよう中盤のバランスを保ち、左サイドから"三苫"がボールを持った際にサポートに行った。悪くはなかったが、エルサルバドル戦に比べるとボールに絡む回数も少なく物足りない結果となった。
→＊5＊ 守田 英正 6.0 (45分IN)
"旗手"がやや浮いていた前半に比べ、後半から交代の"守田"がボールにしっかり絡んだこともあり、前半よりも円滑にボールが回ったと思う。"遠藤"との距離感もよく、守備面でも安定したパフォーマンスだったが、終盤の失点シーンは"瀬古"とのマークの受け渡しがうまく行っておらず、結果的に"瀬古"が見るべきマークの選手をフリーにさせてしまう事態に。連帯責任ってことで。
→＊20＊ 久保 建英 6.5 (70分IN)
"鎌田"のパフォーマンスが神すぎて、見劣りしてしてしまったが、キレのあるドリブルと"堂安"とのコンビネーションもあったし、もう少し見たかったのが本音。前線からのプレス強度も落とさなかったのも好印象。約20分じゃ良さが語れない。
→＊22＊ 瀬古 歩夢 (評価なし) (80分IN)
▼ FW
＊14＊ 伊東純也 6.5 (70分OUT)
右サイドからの積極的な仕掛けでペルーを終始押しており、終盤には見事ゴールも決めて見せたが、守備面でいうと部分部分で、マークについていけてなかったり、ボールロストなど危ない対応も見せたところは改善要。
＊11＊ 古橋 亨梧 5.0 (60分OUT)
素早いプレスとペルーのCB陣と緻密な駆け引きでゴール前に何度も顔を出したが、結果は実らず。個人的に思うのはいまの駆け引きをしながらもっとポストプレーでボールに関わることが必要だと思うし、その中で2列目の"鎌田"や"旗手"とポジションを入れ替えたりすることで、こぼれ球を狙うこともストライカーの仕事の1つだし、そこから2列目の選手と入れ替わりで背後を取れたらGKと1vs1もできるんじゃないかなと思う。やはりストライカーとしては数字という結果を残したい。
＊7＊ 三笘 薫 7.5
1vs1でボールを持った際の選択肢が多く、その有利性を活かして、1G1Aをマーク。間違いなく日本代表のエース。
→＊10＊ 堂安 律 6.5 (70分IN)
エルサルバドル戦に比べて、インテリオールより右WGの方がやりやすいんだなって思う。"久保"とのコンビネーションをもっと見たかったし、どんどん引いた守備に対してW杯でも見せたようなミドルシュートをさらに期待したい。そんな期待を思わせるパフォーマンスだった。
→＊25＊ 前田 大然 7.0(60分IN)
短い出場時間でも、全力でプレスをかけることで相手のミスを誘い、見事に得点。
